大会では朝まで飲んですっかりへべれけでしたので、せめてものお詫びに、改めて批評させていただきます。当該作品の作者の方にぜひお読みいただきたく。
61「幸は逆立ちしても幸」だけに絞りたい。62最後の「と」を省く工夫をしたい。63良いと思います。初句「里神楽に」か。64「魂が三つ」はややオカルトっぼいか。65やや抽象的、説明的です。一字空けによって片言的になりました。66面白いと思います。67結句説明的です。これを省き、どのようなスタンプかを出したいです。68やや総論的です。69上句すごい。ここだけで一首でいいのでは。70比喩面白い。 71結句「今朝も幸せ」でよいのでは。72「くじらようかん」という「物」の存在感が持ち味です。73よくできているけれど、あと一押しほしい。74私なら「居酒屋「幸」」までにします。75二句を名詞で切るなら、結句体言止めではない方が。76結句で説明しすぎだと思います。「言った」まででいいのでは。77「三重奏」という比喩がやや類型的。78「国ぞ」の「ぞ」が強すぎるのでは。79初句には「坂道」の形容を入れたい。80上句良いと思います。下句は言い過ぎ、説明しすぎか。 81やや題材が類型的。82題材良いと思いますが、文体が説明的です。83下句、やや歌謡曲調。84好きな歌でした。85全体に抽象的です。ぜひ「描写」を入れる工夫を。86良いと思います。結句「に」はぜひ省きたい。87結句「初秋に去る」がいいと思います。88切ない歌です。思いが伝わります。89「愛犬」の振り仮名がなんとも惜しい。ここをなんとかしたい。90上句は山中智恵子調(はじめに月と呼びしひとはや)。「幸太郎」はお子さんでしょうか。 晴れ晴れした感じは良いと思います。(谷岡亜紀)
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